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タグ : 白鳥正夫の寄稿文

アウシュヴィッツに見た「戦争の狂気」

新年に6度目の年男を迎えた私は、ほぼ戦後70年の歳月を生きてきた。この間、平和ニッポンの恩恵に浴してきたが、世界では戦争や紛争・テロなどのニュースは後を絶たない。朝日新聞記者になって最初の任地が広島だった。原爆ドームと道 …

貨車で運ばれてきた当時のハンガリーのユダヤ人
(博物館のパンフレットから転載)

五百羅漢展とコレクション展、壮大な村上隆の世界

「まだ村上隆が、お嫌いですか?」という大特集を目にしたのは『芸術新潮』の2012年5月号だ。ページを開くと、「21世紀の乱世にカツ!《五百羅漢図》全部見せます」の見出し。極彩色で描かれた羅漢図の折り込みページの長さがなん …

《五百羅漢図》(部分、2012年、個人蔵)
 (C)2005-2015 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

大航海時代の残影、ポルトガルを初訪問

昨年暮れ、初めてポルトガルの観光地を巡った。私にとって56ヵ国目とはいえ、いつか訪ねるであろうと確信していた。幼い頃学んだ鉄砲やキリスト教伝来の歴史の記憶や、7年前に隣国のスペインを旅していて「次は」との思いもあった。1 …

「テージョ川の貴婦人」と称賛される「ベレンの塔」

悲劇の天才言語学者ネフスキー 〜「天の蛇」を著した加藤九祚という生き方

93歳にして、シルクロードの要衝の地、ウズベキスタンで遺跡の発掘調査を続ける考古学者の加藤九祚(きゅうぞう)さんが11月末、天理大学の創立90周年の記念講演会のゲストに招かれた。天理大学図書館での特別展示「悲劇の天才言語 …

仕事部屋でくつろぐ加藤さん
(2014年、東京・吉祥寺で筆者撮影)

時空を超えた文化遺産と「大英博」訪問記 〜 「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」に寄せて

世界最古にして最大の博物館の一つで、古今東西の文化財約700万点を超える所蔵品を誇る大英博物館。そのコレクションから100の「モノ」を選び、200万年前から現代に至る人類の歴史を読み解こうという試みの企画展「大英博物館展 …

世界からの観光客でにぎわう大英博物館
2011年4月、筆者写す

クメール王朝の夢の跡、アンコール遺跡群 「アンコール・ワットへのみち」展に寄せて

カンボジアの首都プノンペンから北西約240キロの密林の中に散在するアンコールの遺跡群は9世紀から約600年にわたってインドシナ半島に栄えたクメール王朝の夢の跡である。その首都であったアンコールには、世界最大の石造寺院のア …

12-アンコール・トム

神秘と謎に満ちた古代エジプトを再訪〜「クレオパトラとエジプトの王妃展」に寄せて

7000年前、世界最初の文明を拓いた古代エジプト。その長く古い歴史の中にあって、約3000年間もファラオと呼ばれる王が支配し、ピラミッド、ミイラ、死者の書、そしてロゼッタ・ストーンなど謎と奇跡の文化を築いてきた。その王朝 …

頭頂部に建造時の表層板の残るカフラー王のピラミッド

大阪で「悠久のシルクロード 平山郁夫展」

日本画壇に数々の業績を遺した平山郁夫画伯(1930-2009)。とりわけ出世作の《仏教伝来》以来、仏教東漸の道と日本文化の源流を求めてのシルクロードの旅は168回を数え、その作品の多さは他の追随を許さない。「シルクロード …

01-在りし日の平山画伯_2

備前の森陶岳さん、85メートル登り窯から窯出し

全長85メートル、幅6メートル、高さ3メートルもの巨大登り窯を築き、前人未到の壮大なプロジェクトに取り組んでいた備前焼の岡山県重要無形文化財保持者・森陶岳さんの「寒風(さぶかぜ)新大窯」での窯出しが続けられている。10月 …

窯出し作品を手にする森陶岳さん

繰り返された愚行、パルミラ遺跡の破壊

紀元前後、シルクロード東西交易の隊商都市として栄えたシリアのパルミラ遺跡が2015年8月末にイスラム国(IS)によって爆破されたことが報じられた。ユネスコの世界文化遺産になった1980年、現地を訪れた故平山郁夫画伯が「シ …

07-シリア砂漠の夕
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