多くの方のご指導ご協力をえて、新疆ウイグル自治区で国際協力を実践してきた、と前回紹介した続きです。世界的文化遺産保護研究では、京都の佛教大学にニヤ遺跡学術研究機構を設けて、各大学や研究所などの専門家とチームを組みました。その研究機構設立以来、お世話になったのが私の師僧である水谷幸正先生。佛教大学・華頂女子大学・東山高校などを経営する佛教教育学園理事長、東海学園大学・東海学園高校などを経営する東海学園理事長、浄土宗宗務総長などを歴任され、2014年に遷化されました。

 

ニヤ機構会議:右奥から水谷先生・中井学長、左奥から筆者・大北事務局長・真田教授(佛大撮影)

ニヤ機構会議:右奥から水谷先生・中井学長、左奥から筆者・大北事務局長・真田教授(佛大撮影)

 

大きな成果をあげた佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構の活動については、『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』全3巻、『日中共同ダンダンウイリク学術調査報告書』、『新疆での世界的文化遺産保護研究事業と国際協力の意義』、『中国新疆36年国際協力実録』や数回の国際シンポジウムなどで発表してきましたが、水谷先生より賜ったご厚情を軸に「シルクロードでの共生」を時系列で簡述した「水谷幸正先生とニヤ遺跡学術研究機構」をこの度Web「ADC文化通信」に発表しました。先生の人柄、佛大への貢献、東アジア仏教界との交流にも触れました。上記タイトルをクリックしてご覧いただければ幸いです。

 

元々は『佛教大学宗教文化ミュージアム研究紀要』第16号(20年3月)用に執筆しましたが、同ミュージアム研究協力者を外れたため、投稿不可となり、コロナ禍で遅延するもADC文化通信での発表となりました。本業のTV番組制作で多忙の中、掲載いただいた配慮に感謝いたします。

私の心は? 愛! 共生!

シルクロード新疆で多民族の温かい人情と豊富な文化遺産に出会い、国際協力の重要性に気づき、実践を開始。「理屈は分かるけど、そこまでやる心は?」と方々で訊ねられます。国際協力、その心は? 愛です、共生です。多くの方が各種のボランティアをされているのと同じです。国内か海外かの違いがあるだけです。

 

小僧楽書:「二連念珠」をハート型にして(撮影・PCペイント:筆者)

小僧楽書:「二連念珠」をハート型にして(撮影・PCペイント:筆者)

 

写真をご覧ください。念珠は宗派によっていろいろありますが、浄土宗では二連念珠。唱えた念仏の回数を数えられるよう工夫されています。いわば念仏計算器。連なった念珠をハート型にしてパチリ。心と心が繋がりまさに「共生」。これからも老残微力を捧げます。ほんわかほんわか。(07/14記)