北海道の鵡川(むかわ)に来ています。新千歳空港から南千歳へ出て、苫小牧で乗り継ぎ、やって来ました。これを書いている今日6日は最大震度7の北海道地震から4ヵ月目。ししゃもとむかわ竜で知られる鵡川町は震度6強。死者1名負傷者250人余、全壊80軒余。発災直後に新聞社へ義援金を送ったぐらいで何も出来ないので、せめて応援購入をと来ました。極寒の中、被災者皆様の奮闘と様々な支援で復旧は着々進んでいます。

 

地震で厚真川にかかる橋梁がずれたりして運休していたJR日高本線の苫小牧-鵡川間は昨年11月運行再開。終点の様似(さまに)駅までは数年前の高波被害などで今なお運休中、代行バスが走っています。ちなみに森進一氏のヒット曲でも唄われた「襟裳岬」は様似の先です。様似駅までの運行再開は難しく、一部は廃線方針がほぼ決まったとか。寂しいことですね。

 

地元の方々にとっては大変なことですが、根本要因は人口減少ですね。国勢調査などによると北海道全体で1870年6万人余、開発にともない急増。ピーク時の1997年569万人余から減少に転じ、2016年は535万人余。2045年には400万人に減少するとの予測も。人口が減少し乗客が減れば、赤字となり維持が困難となります。ここ日高本線だけの問題ではありません。

 

1月6日(日)14時52分の鵡川駅前ロータリー(撮影:筆者)

1月6日(日)14時52分の鵡川駅前ロータリー(撮影:筆者)

 

日本全体で人口減少が始まっています。一方で外国人が着々増加中。法務省発表の昨年6月末の在留外国人は263万7251人、一昨年末に比べて7万5000人余増加で過去最高。

 

寓居があるマンションの掲示板には英語や中国語も。燐家はアメリカ人。毎日買い物に行くスーパーのレジ係はモンゴル人やベトナム人も。友人にはオーストラリア人やフランス人も。中国人があふれる銀座では日本語の方が珍しいほど。東京で民宿営業中や京都に別宅を購入した中国の友人もいます。先日、某局プロデューサーと食事した寿司居酒屋の板場にはネパール人。所によっては〇〇人街があるほど。競馬や相撲・ゴルフなどでも外国人が大活躍。

 

昨年末にはいわゆる外国人材拡大法が成立。人口減と世界の流れからすれば当然とも思える戦略。海外からドンドン人材を受け入れ、海外へドンドン飛躍するしか日本が生き残る道は無いのでは。私の周りにもテレビ局を飛び出してインドネシアへ移住した人、上海に居を構えメディア関係で活躍中の方もおられます。妻の姪夫婦はデトロイト近くへ引っ越し仕事しています。二人の子供は英語ペラペラです。アジアへ世界へ。そして、アジアから世界から。

 

世界と言えば拙著『中国新疆36年国際協力実録』の注文が今でも出版社へ寄せられていますが、超嬉しい愛読者カードを紹介します。発売直後にも10冊購入いただいた方から「平和への貢献事例として地元の中学校へ寄付するので更に10冊注文」と。拙著冒頭に記した「平和を守る一環でもある国際協力」を理解いただき、涙が出るほど嬉しいです。ありがとうございます。

 

国際貢献も被災地応援も一庶民たいしたことは出来ませんが、老残微力つづけます。今年も何度か新疆へ行くことになるでしょう。南三陸や気仙沼の海苔などは今も購入つづけていますが、北海道産品の購入も加えます。

法隆寺「鉄線描」壁画とダンダンウイリク遺跡「屈鉄線」壁画

1949年1月26日、法隆寺金堂で火災発生。金堂が全焼し、壁画が焼損しました。壁画は「鉄線描」と称される画法で描かれていました。画法は中国から伝わったと言われていましたが、当時の都・長安でも度々の戦いや廃仏毀釈などで無くなっていました。幸いなことに2002年、私たち日中共同隊がダンダンウイリク遺跡で壁画を発見、「屈鉄線」という画法で描かれており、法隆寺金堂壁画の源流の実物資料の出現として注目されました。遠く離れた新疆のタクラマカン沙漠と奈良が具体的につながった出来事でした。保護処理を行った壁画はNHK「新シルクロード展」に出陳されました。

 

両壁画の画法は完全に一致と報じる天津TV(拙著『中国新疆36年国際協力実録』209頁より)

両壁画の画法は完全に一致と報じる天津TV(拙著『中国新疆36年国際協力実録』209頁より)

 

私も登場し、両者の類似性を報じたNHK「シルクロード壁画の道をゆく」が昨年12月に再放送されました。同様に報じた天津TV泊客中国「西域蒙娜麗莎」は中国中央TV「央視网」で視聴できます。

 

今年1月26日は法隆寺金堂壁画焼損70周年にあたります。新聞やテレビなどで報道されることでしょう。貴重な文化財を火災から守ろうと1月26日は「文化財防火デー」となり、全国各地で防火・避難の訓練が実施されます。皆で文化財を守りましょう。

でっかくデッカク

正月らしいでっかい話をします。師走に日本銀行から平成30年度上半期財務諸表が送られてきました。日銀HPでも公開されています。資産合計は545,661,540,746,593円。これがパッと読める方はネット長者ぐらいでしょうか。545兆6615億円余、スゴイですね。

 

負債の部の一番上に記入してあるのが「発行銀行券」。104兆7161億円余。1万円券・5000円券・2000円券・1000円券それぞれの残高につづいて、「その他発行銀行券」が記載されています。1453億円余。

 

その注に「現在も有効な500円券・100円券・50円券・10円券・5円券および1円券の合計である」と記載されています。ビックリしました。はるか昔、子供のころ使った記憶はありますが、1円券までが今も使えるとは。有効でも実際にコンビニあたりで使おうとしたら、多分断られるか不審に思われるでしょうね。コインが普通ですから。

 

出そうなご質問「何故お前に日本銀行の決算が送られて来るのか?」に答えれば、株主だからです(日銀は株式でなく出資証券を発行しているので、正確には出資者)。驚かれるかしれませんか、本当です。100万株(口)中の100株(口)。つまり1万分の1。ということは上記545兆6615億円中の545億円は小僧のもの(笑)。有ったら被災地にこう使って、国際貢献にこう使って……テナでっかい妄想をしているアホ康です。嗚呼ほんわかほんわか。

 

小僧落書き:背景はむかわ特産ししゃも(撮影:筆者)

小僧落書き:背景はむかわ特産ししゃも(撮影:筆者)

 

義理と人情うすれつつある現代日本。重箱スミつつきばかりの平和ボケ日本。でっかくデッカク笑ってわらって行きましょう。ほんわかほんわか。